返済できなくなる理由
住宅ローンを返済できなくなる理由
①収入減(リストラ、減給、失業等)
②離婚、別居
③病気、事故、介護
その他…教育費の増加、夫・妻の浪費、ギャンブル
住宅ローンが返済できなくなる理由の上位3位を見ると、マイホームを購入時に予測できないものばかりです。
一時的に住宅ローンの返済が難しくなった場合には、以下のような対処法が考えられます。
・住宅ローンの返済条件を変更する。(一定期間月々の返済額を減額する、返済期間を延長する等)
・住宅ローンの返済を猶予してもらい、一定期間は金利のみ支払う。
・蓄えてきた貯金で返済を続ける。
しかし、これらはあくまでも一時的な対処法です。
もしローンの返済に行き詰まり、その状況が「いつまで」と決まっていない場合は、任意売却を含めた解決策を考える必要があります。
住宅ローンを返済できなくなった場合の、間違った対処法
『住宅ローンの返済が難しくなってきたけれど、なんとか返済したい。マイホームだけは守りたい。』
そんな思いで間違った対処をされていませんか…?このような対処をしてしまう前に、ご相談ください。
また、すでにしてしまっているという方もお早めにご相談ください。
①返済可能な金額で返済を続ける
②消費者金融から借入れをする
③家族・親戚からお金を借りる
④見通しがない状態で返済を続ける
⑤弁護士事務所にすべてを任せる
⑥早い段階で引っ越しをしてしまう
⑦そもそも諦めてしまう
①返済可能な金額で返済を続ける
「毎月○万円ならローンの返済はできるから、とりあえず○万円だけ支払っておこう」
「できる限りの金額を返済しよう」「返済する意思を見せたい」というのは、人としてもっともなあり方です。
しかし残念ながら、事前に金融機関と取り決めした金額を返済できなければ、金融機関は競売の手続きを取らざるを得なくなります。
長期的に返済が難しいかどうかを考えた上で、対処しましょう。
②消費者金融から借入れをする
なんとかマイホームを守りたい。2ヶ月程度でこの状況は良くなるはずだから…。
そう思ってカードローン等で借入れをしている方は、一度立ち止まってください。
住宅ローンの金利は2%程度、それに対して消費者金融の金利は10%を超えます。
一度高額な借入れをしてしまったら、金利の返済に追われます。住宅ローンの返済のために借入れをしたのに、気づけばその借入れで生活を圧迫されている…実際にそんなご相談者も少なくありません。
今後の生活が健全なものになるような解決策を考えていきましょう。
③家族・親戚からお金を借りる
住宅ローンの返済に困り、親や兄弟、親戚からお金を借りるのは、家族関係が壊れてしまう可能性のある対処法です。
ご自宅も大切ですが、ご家族との関係は一生続く大切なものです。
まずは、あらゆる方法・選択肢を検討しましょう。周りの人を巻き込まない解決方法もあります。
④見通しがない状態で返済を続ける
「老後の生活が少しでも楽になるように、大半の貯金を繰り上げ返済に充てた。でも、失業後、返済が難しくなり、結局競売になって家を失ってしまった。今思うと早まったことをしたと思う。その貯金があれば…。もしくは任意売却をしていれば、今とは違ったかもしれない」
こういったお話を聞くと、もっと早くにご相談頂ければ、生活を再設計するお手伝いができたかもしれないとやりきれない気持ちになります。
養っている家族がいる・病気になった・再出発するにも年齢的に負担がある、という方こそ、これからの長い人生のことを見据えた解決が必要です。早まらず、しっかりと計画を立てましょう。
⑤弁護士事務所にすべてを任せる
弁護士の先生は法律のプロフェッショナルです。ですが、住宅ローンや不動産の専門家ではありません。
住宅ローンの返済が困難になったと弁護士事務所に相談に行って、自己破産しかないと言われたというケースが多々ありますが、前述のとおり、弁護士は法律の専門家です。
そのため、自己破産という法的手続きをとります。また、弁護士への相談や自己破産の手続きには費用がかかります。
ご自宅のことも含めた解決であれば、やはり任意売却の専門会社にご相談ください。多くの場合、提携している弁護士・司法書士がいますので、法律面でご相談も可能です。また、任意売却のご相談には持ち出し費用はかかりません。
⑥早い段階で引っ越しをしてしまう
住宅ローンを滞納した段階で、「どうせ競売になるから引越してしまおう。」 「近所の人に競売になることを知られたくないから引っ越したい」…そういった理由で引越しを検討している方もいるかもしれません。
しかし、任意売却には住み続ける方法もあります。周囲の人に知られずに解決する方法もあります。
住宅ローンの滞納から競売開始には半年以上の時間があります。引越しをした場合、家賃の支払い等も発生します。
事前にどういった解決が希望なのかをお聞かせください。
⑦そもそも諦めてしまう
「相談しても無駄だと思ったが、やっぱり怖くなってきた。」
「他社に依頼していて、不安だと思っていたら・・・」
競売になった方からこのようなご相談頂くこともあります。ですが、競売が始まってしまったら、もうどうしようもありません。
もっと早くご相談頂ければ解決できたかもしれないと思うと胸が痛くなります。
不安を感じている今、ご相談ください。